虹子

『よいこのすごしかた』
こどもは
よくおとすし
よくこぼす!
うえーん!
おそうじと
おかたづけで──
あそんでいるじかんが
あんまりなくなってしまった!
かなしい……
いちごオレも
すくなくなるし
のこったぶんは
なみだのあじ
か、
かなしすぎる。
でも、
おそうじ
おかたづけ
おせんたくは
じぶんで
やらなくちゃいけないよ。
かぞくがおおい
おうちだから。
ひとりでは
むりだから──
にじこ、すこししか
おかたづけできないけど。
やらなくちゃ!
こどもは
よくおとし、
よくこぼし、
よくないて
よくてつだう。
みんなだれもが
ちっちゃいときは
そうだった──
おにいちゃんも
そうだったの?
にじこはまさに
いま!
その
ちいさいころ
まっさいちゅう。
おかたづけしたら
よくできたねって
いちごがあんまりない
ぎゅうにゅうだけもらったの。
ないて
のどがかわいたとき
こどもも
おとなも
ぎゅうにゅうをのむよ。
こどももおとなも──
だいすきなひとと
いっしょにいて
かなしいことをしたり
うれしいおかわりをもらったりするんだって。
おにいちゃんもそうなの?
まさにその
おとなのとちゅうの
おにいちゃんがかなしいときうれしいとき、
よくなくにじこが
いつもいっしょにいてあげる!