『どうしよう?』
みんなに栄養のあるものを
おいしく食べてもらえたらうれしい、
蛍は考える!
最近──
お買い得でお店に並んでいた
あの立派な白菜に
頼りすぎたから、
体が温まるお鍋を作っても
白菜が飽きられてきたせいで
余りがちなことがあるの──
でも、寒い日は続きそうだし
お鍋は外せない──
となると──
思い切って、みんな大好きのカレーを
ここで投入するときが
やってきたのかもしれない!
さらに、もう一歩
勇気を出して、
いつかどこかで使えそうだと
しまっておいた缶詰──
ツナ缶、
サバ缶、
焼き鳥缶。
普段は寡黙に
隠れているようでいて、
いざ表舞台に出てくれば
華々しい活躍の場がある
あの頼もしい仲間たち。
なんだか身の回りにも、
そんな人が何人か
いるような気もしますね!
あ、でもそうなると
また買い出しに行くときに
補充をしておかないといけません。
このごろは──
缶詰にもいろいろ種類があって、
みんなの好みにも合うものが多いそうなの。
蛍はそういうのは
よくわからないから──
ちゃんとみんなの話を聞いて買い物をしなければ。
お兄ちゃんはどんなのが好き?
手元に取っておいていつでも開けられる
お好みの一品がそばにあると考えたら
それだけで毎日が少し楽しくなる気がします。
ああっ、でもその前に
今日の分の試行錯誤であちらこちらをひっくり返した
大荒れのキッチンを
始末するところから始めないとどうにもならない──
えへへ。
いそがしい、いそがしい。
寒さもあるし、あんまりお買い物に何度も行きたくない時期だから
しっかりメモして
忘れないようにしておきたいものですね。
結局──メモにないものも買いすぎてしまうのはわかっていても、です!