虹子

『おせちとともに』
あー!
えびだ!
ああ、おいしい。
なんだかふしぎと
こしがまがるまでながいきできそうな
きがしてきたな。
あー!
くろまめだ!
あまいあまい。
なんだかふしぎと
まめによくはたらいて
おにいちゃんによくできたってほめてもらえそうな
きがするな。
でも、おうちで
いちばんうれしいのは
かぞくいっぱいの
かずのこ。
にじこの
おうちみたいなの。
おせちを
たべたからって
すぐにこうかがあるのか
ふぶきちゃんとつららちゃんが
はなしをしているよ。
ながいきする
けんこうと
はたらきやすい
よいくらしは
おかねがたくさん
だいたい
ひゃくちょうえんくらいあれば
できるかも?
まあそんなものか、っていってたよ。
かぞくがいっぱいいて
にじこのおうちのきょうだいが
みんないるのは
ひゃくちょうえんでも
もっとでも
できるかどうか
わからない、っていってたよ。
おしょうがつから
むずかしいはなし!
あしたは、はつうりの
おかいどくをもとめて
みんなでおかいものにいくの。
どんなおとくと
であえるんだろうな?
おしょうがつの、うかれたふんいきにつられて
おとくでないものも
かってしまわないようにしないと!
って、ほたるちゃんがいってたよ。
にじこ、マスクして
かえってきたらよくてをあらって、
では、あしたは
ことしはじめてのおかいものに
いってまいります!
おかしがいいな。
おとくのふくろをみつけだして
かずのこくらい
おおきなにじこのかぞく──
みんなでたべるの!