『いつかクリスマスが』
気が付くと
もうすぐそこまで迫っている
クリスマス。
みんな、今年も
よくがんばりました。
──と、まとめるには少し早いけど
クリスマスの準備は始まっています。
物置から顔を出し始めた
サンタや妖精の人形、
トナカイとそりの飾り。
クリスマスツリーは
まだだけど──
いっぱいのオーナメントを広げて
子供たちはお気に入りを探している。
こんなに誰もが
楽しみにしている
クリスマスなのだから──
蛍もそろそろ
パーティーメニューだとか──
どんなケーキを用意しようとか──
考えるのが楽しい時期です。
イベントの日っていうのはやっぱり
後で思い出になればうれしいし、
やがて大人になっても
また子供たちと過ごしたいなって
みんながそんな気持ちになる時間を
今は家族と過ごせたらと思うし、
それなら、やっぱり少し
おどろきも
オリジナリティも欲しいかな?
とは思うけど、
蛍はどちらかというと
クリスマスだけは、
一年で一度くらいは
何も新しいことも
独特なこともしない、
奇をてらったところのない
まっすぐで毎年変わらぬ
聖なる日を──
と考えています。
今年もお兄ちゃんと
クリスマスを過ごせそうだと考えると
どんなおいしいものを用意するか考えるだけで
どきどきして
ぽかぽか体が温まって──
あっ! これでは
本番を楽しみにしすぎて熱が出てしまう
子供みたい。
いけない、いけない。
ただでさえ寒いこの季節、
体調優先で備えて行かなければ
せっかくの年末の日々も楽しめない。
もうすぐ、まもなく──
季節は本格的な冬。
ニットの帽子とマフラーに身を包んで
クリスマスの妖精みたいになった家族たちの
楽しい毎日がやってくるはずです。