虹子

『ものまねガール』
ものまねしよう、
そうしよう!
ちいさいこどもは
いつだって──
めにはいるけしきの
まねをする。
うたを
うたい──
ひなたでねころぶ
となりで
よこになる。
おにわでだれかが
とこやをしてもらっていたら
にじこも
きってほしい!
じゅんばんを
よいこで──
まつ。
なわとびも
するし──
ペットボトルを
あきかんとわけて
まとめるし──
おしりも
ふりふりするし──
それに、ミニスカートの
おねえちゃんのそばへ
はしっていって、
かっこいい!
にじこも
はきたい!
っていうの。
ごほんをよんでいる
となりへいっては、
むずかしいごほんは
よめないので
えほんにするし──
ごはんも
おちゃわんに
おおもりでね!
きらいなものが
なんにもなくて
よくたべるこの
まねをしたら、
にじこも
みあげるくらいに
みるみるおおきくなれるもの。
おにいちゃん、
おかえり!
にじこ──
おおきくなった?
おにいちゃんの
がっこうのおべんきょう、
できるかな?
おべんきょうの
おなまえは
こくご、
たいいく、
うんどうかいと──
いうのでしょう?
おおもりをたべて
ミニスカートをはいて
はじめたいな。