吹雪

『データ管理』
情報を集めることは
迷った時の判断の材料として
とても有効である──
その傾向があります。
かといって、常に良い結果を出せるかと言えば
必要に応じて取り出せるデータが
その時、本当に使えるものなのかどうか、
これは一律に基準を作ればよいと
言えるものではなく、
過去のデータ管理をもとにした
経験に頼ることになります。
たとえば夕食の献立を
相談されたとき、
好きなメニュー、
苦手なメニュー、
栄養があるメニュー、
栄養バランスをとるうえで
添えたいメニューなどを
家族の話を聞いて記録しておくだけでは
うまく使えるか頼りない。
苦手でも食べられないことはないメニュー、
これがあるだけで
他が苦手でもうれしいメニュー、
最近の献立の傾向、
また、準備の時間を考えて
用意できる範囲のメニューなどを
出来れば家族みんなが喜ぶように、
そしてなるべく時間に余裕を持てるよう
早めに答えを出す──
あまり急いで答えを見つけようとすると
みんなが好きで簡単なカレーの日
多くなりがちなので注意、
といったように
データの管理はいつも難しいものです。
キミは最近──
いいことがたくさんあった時の顔をしています。
それでいて
大変なことも多い時の表情がよくあります。
どうも家族でただ一人の
男性の毎日は
私が考えているほど単純なものではないらしい──
こんなとき、どうしてあげればよいのか?
一緒に喜んでいればいいのか。
何も言わないでそばにいるのがいいのか──
まだデータは蓄積を試みている最中です。
必要なデータを取り出す経験を積むのは
これからのこと──
試行錯誤する日々はどうやら、
私の生活も想定していたよりは簡単ではないのかもしれませんね。