虹子

『みずやり』
みんなでやろう!
みずやり!
よくはれて
カラカラのひにするのがいいよ。
おはながかがやき、
げんきになって
ぐんぐんのびる。
ざっそうもはえる。
なにもかも
みずやりのちから!
さあやろう!
やりかたはかんたん。
まず
じょうろにみずをくむ。
かだんのところへ
はしる。
こえをかける。
いのる。
げんきになるように
いのって
みつめる。
そうすると──
みずをほしがっているおはなが
わかるような
きがするの。
にじこがきたって
よろこんでいるおはなが
わかるきがするの!
はい、
おみずだよ。
おおきくなあれ。
そうすると
はっぱをゆらして
こたえるの。
たったそれだけで──
かだんのなかの
にぎやかさは
みちがえるよう。
もしかしたらきっと
おうちにも──
だれかがこうやって
ときどき
みずやりをしているのね。
なんちゃって。
じょうろをもって
にじこがはしる。
こさめちゃんがはしる。
みんなではしる。
それをみて
えんがわで
あーちゃんが
よろこんでいる。
あーちゃんも
すぐに
みずやりをはじめるよ。
あついカラカラのひのおたのしみ、
それは
かだんのみずやり!
しってた?