『もうすぐ春休み』
ゆっくりとした歩みで
季節は確実に進む──
春休みは25日からはじまります。
短い休みですが
気候も良く、
快適に過ごせるとあって
何をするにも良いと感じる日が
多くなることでしょう。
帽子をかぶって庭に出るのも、
日向でよく日光を浴びるのも──
また、今日のように雨が降れば
家の中で出来ることも多く、
掃除に片付け、
トランプやおはじき。
冬物の出番はもうあまりなさそうだけど
今から編み物を始めることだって
明るい色の服が似合う春先にはふさわしい。
春風姉が用意したピンクの糸は
誰のために使われるものなのだろう──?
私は読書をして過ごします。
きっとこれからの季節は
よく集中できて
頭に入る内容も多くなるに違いない──
まだ人が集まることが多い
こたつのそばで
寒くなりすぎないよう
調節しながら読書をしていると、
暖房がなかった昔の時代は
春の到来が今とは比べ物にならないほど
待ち遠しく
喜びに満ちたものだったのではないか──
この時期にできるたくさんのことを思う
私たちから見ても
それは特別で
非常に重要な節目になりうるのではないか。
季節が廻るということは
人の心をどれだけ動かすのか──
どうも奇妙なことですが
過ごしやすくて集中できる毎日が来るのに
そんな考えに気を取られている──
快適すぎる環境もまた
暑さや寒さと似たように
人の集中力を奪うというなら
どれほどの影響力があるのか
研究する価値は十分にある──
意義のある毎日であっても
余計なことに気を取られていても
着実に外の景色は色彩が増え
気温も暖かくなっていく。
ゆっくり進む春の気候に
おいていかれてしまう──
それが悪いことでもないと考えるのも
春の過ごし方の
ひとつと言えるでしょう。
今日も過ごしやすく、考え事は続いています。