青空

『たのしもうね』
そらがおてつだいする
ごはんのしたく!
おそとがくらーく
さむくなって
みんながあつまるころ──
ほたがよぶ。
おてつだい
してくださーい。
はーい。
そらがはしる。
さくらがはしる。
だいどころへいこう!
てをあらって
ふきんをはこんで
おぼんにいっぱい
しょっき。
まよねーず。
こなちーず。
あれもこれも
はこべ!
そうしたらあとは
ほたがつくるの。
ほたはすごいよ!
おいしいものは
なんでもつくれる。
たべても
たべても
あしたもおいしいもの。
いいにおいがして
まどからねこが
のぞきこむ。
ちゅんちゅん
とりもくる。
てんじょううらで
ねずみがあばれる。
どったんばったん──
おおきなねずみだな!
それともあれは
おうちのあちこちで
ごはんができてよろこぶ
こどもたちかもね。
できたよーって
こえがするまで
あとすこし。
ほた、きょうはなにつくった?
あまいもの?
からいもの?
なにいろ?
それは
なにか──
みたこともないもの?
ほたのてのなか
ぐるぐる
かきまぜた──
おいしいものがまわる。
あれもこれもどれも
せかいもまわる。
そらが
はこばなくっちゃ!