『おつかれさま』
今年も残り
あとわずか。
大掃除もどうなることかと思ったけど、
なんとか年を越さないうちに
家の中をすっかりピカピカ、
きれいにすることができました。
みんな、よくがんばったの。
ふふ。
一生懸命に
走り回り、
ときどき泣いたり
すぐ笑ったり──
お掃除が得意な子も
苦手だーっておおさわぎで
大変そうだった子も、
みんな──
やる時はやるんだから。
お兄ちゃんのきょうだいだものね。
窓拭き勝負はみんな上手だったけど、
蛍はやっぱり
ユキちゃんが丁寧でいちばんだったと思ったな。
まわりのみんなが気が付きにくいところを見つける
観察力。
おうちの中にいる時間が多くて
よく見ているのは──
きっとすごい能力だもの。
寒い中を
力を合わせてがんばってくれました。
ああ、それにしても
あんなにがんばっていた姿も
しばらくは見納め──
さみしい気もしますね。
小さくても
がんばる子供たちを見ているのは
なんだかすごく──
いいものだから。
年末で忙しくても
もっといっぱい、いろんな時間を
過ごせたらよかった。
見ているだけで楽しいんだから!
明日からは
子供たちも新しい出会いがたくさんあるんでしょうね。
また一生懸命になれる時間もいっぱいあるんだろうな──
まずは晴れ着が似合う子いちばんかしら?
うーん、毎年みんなが一番に決まってしまう
激しい対決なんですよね。
では、ちょうど替え時だった歯ブラシを新しいものにしたり
新しい年の準備も──
そろそろいいかな。
お兄ちゃん、今年一年
とってもお世話になりました。
いつもありがとう。
こんなに大変な年でも
家族がみんな明るく過ごせたのは
きっとお兄ちゃんがいて
みんなの真ん中にいてくれたおかげです。
いろいろあったけど
こうしていると、楽しい思い出ばかりが浮かんできますね。
どうか来年もよろしくお願いします。
また来年もこれからも
お兄ちゃんの妹の蛍より──でした。