青空

『おすもう』
あさもひるも
おへやでもおにわでも、
いつもおすもうは
たのしいねえ。
おすもうをすると
みんなはいつも
えがおになる。
そらがおすもうを
いどむから──
みはるもみぞれも
よし!
やるか!
ってなるの。
こまったかおの
こどもでも、
すぐなきそうで
かわいそうでも
おすもうがはじまると、
みんなみんなが
おんなじように
のこった
のこった。
そら、
つよいよ!
とくに
ヒカルが
いきおいよく
ころぶよ!
すなけむりをあげて
じめんにうまって、
そらには
かなわないなあって
わらうよ。
ヒカルは
おすもうが
すごくへた!
おしえてあげないとなの。
おにいちゃんは
おすもうが
つよいね。
そらがぶつかったくらいで
ころばない、
いたくない。
だれもおにいちゃんを
たおせない!
ヒカルにも
おしえてあげて!
そらもがんばって
みんなをきたえるね。
つよいそらが
ゆくぞ!
おすもうするなら
どこへでも。
ちからくらべで
ふうふう
いいあせを
おとどけに──
おすもうずきは
おうちをすりあしで
かけてゆく。
よろこんではしる──
だれもそのこを
とめられない!