青空

『あかりをつけましょ』
そら、おうたを
しっているの!
みて──
おひなかざり。
おおきいねえ。
うたうね!
やねよりたかい
おひなかざり。
おおきなおひなは
おにいちゃん!
あれっ?
ちがう?
みんなをまもる
かわいいおひなかざりは
にじちゃんがみても
みあげるたかさ。
おおきい。
そらがみても
もうすごく
おおきい。
あーちゃんがみたら
おおきくて
おおきくて
それはもう──
やまよりおおきく
おうちよりおおきく
おにいちゃんよりも
おおきいかも!
おうちをまもる
おひなさまは
かわいいねえ。
みはるがみても
ことしも──
かざるのがたいへんだった!
おおきいねえって
よろこんでいた。
わーい!
おおきなおにいちゃんのいるおうちには
おおきなおひなかざりがあって
せかいいちのおひなかざりに
こどもたちはみんな──
みんなよろこんでいるよ。
せかいじゅうのこどもが
そらちゃんちのおひなかざりは
せかいいちだ、
おおきいなって
いうよ。
きっとね!
おひなさまは
だんだんかざり。
うえのほうまで
そらはせのびをしてのぞく。
そら、うたうね。
いちばんうえは
ちょうなん!
いちばんしたは
あーちゃん!
あいだにはさまれ
そら!
おひな
さんきょうだい
──?
あれー!?