虹子

『こうとりくみ』
しょうぶのせかいは
きびしい。
けがをすることもある。
ちからのつく
ちゃんこをたべた
まいにち──
それでも
かてないときもある。
きせのさとぜきは
かてるのかしら?
それをしるものは
たったひとり
どひょうのなかの
おすもうのかみさまだけ。
でも──
たたかうすがたを
みるものは
なにかをおもうのだそう。
ヒカルおねえちゃんは
がんばってっていってたよ!
はらんつづきの
はつばしょ。
そして
にしきぎぜき!
きんぼしおめでとうございます!
テレビのまえでおどろいて
おうえんする
おすもうずきたち。
ちょうしがいいのは
かんじていたけれど──
つよいねえ!
やるねえ!
からだじゅうでせいいっぱいの
よりきり。
ふきとぶあせがみえたら
あしたからも
たのしみだね!
おすもうさんたちは
きょうもけいこ
あしたもけいこ。
だから──
どひょうの
ぶつかりあいの
ひとつひとつを
おすもうずきたちは
わすれないよ。
わすれなくて
うれしくって
おすもうをとる
こどもたちがいるんだもの。
よくたべ
しこをふんで
まいにちおおきくなる
にじこのとくいわざは
おしずもう。
めざせ!
おねえちゃんをおしだす
きんぼし!
にじこのおうちは
まいにちまいにち
おうちのよこづなのむねをかりて
けいこができる、
とりくみができる、
ちからがつく。
まけて
ころがって
つちがついても
あきらめないでね
にじこ。
おねえちゃんたちもおにいちゃんも
たちあがる。
そらちゃんもあーちゃんもたちあがる。
てをついて
みあってね、
にじこ!
あしたのとりくみの
いちばんのみどころになれ!