小雨

『大事な力』
2018年も
残すところあとわずか。
この一年で何度も
本当に今年の終わりまで
小雨は無事でいられるのかと思った
いろんな出来事があった年。
いつものことかもしれないけれど──
なぜか終わるときには
何も当たり前ではなかったことに気付き
どうにかここまでやって来れた
感謝の気持ちでいっぱい。
2019年もがんばると決意するまでは
まだお正月の書初めくらいまで
時間が欲しいなと思うけど
あと少しの今年は乗り越えられそう。
家族のみんなも
大変だったお片付けと大掃除を終えて──
すっきり安心した気持ちで
気持ちのよい新年を迎えることができるみたいです。
氷柱お姉ちゃんはついさっきまで
本当に全員が
きちんと大掃除を終えたのだろうか?
と悩んでいたけれど
晦日くらいは人を信じることにしたんだそうです。
本当は優しい氷柱お姉ちゃん。
そんなことを言って
実は一番みんなのことを心配して
一番みんなを信じていることを
小雨が知っているそのわけは──
この年末の大掃除のあいだ
小雨が困っていたらすぐ助けてくれる氷柱ちゃんがいたから。
しかも、氷柱ちゃんひとりじゃなく
春風お姉ちゃんも蛍お姉ちゃんも
霙お姉ちゃんもヒカルお姉ちゃんも
星花ちゃんも夕凪ちゃんも
ユキちゃんもさくらちゃんもあさひちゃんも
それからみんな──
本当にみんなに助けれらて
ついに年末を迎えることができたということ。
みんながいてくれて
どれだけうれしいか
一番知っているのは
実は小雨の他にはいない──
かもしれません。
そうしたら一番みんなに感謝の気持ちを伝えられるのが
小雨だったらいいのにと
願ってしまいます。
どうしてもいつか叶えたい願いが
年の瀬になってもどんどん増えていくことを
繰り返している──
そして今
一人では決して乗り越えられない年末を
みんなで揃って笑顔で過ごしている今年の終わり。
みんなもたくさんの人に助けられて
今日を迎えたんだと
小雨はこっそり知っている。
がんばったみんな、お疲れ様です。
小雨の大好きな家族を愛してくれた皆さん
どうもありがとうございます。
心からの感謝と共に
一年は終わっていく。
どうか来年も
家族と過ごせる素敵な年になりますように。
今年最後の祈り──
この瞬間は心から言える一番の気持ちです。