『おしらせ』
にじこのはこぶ
おしらせ。
にじこのおうちには
いつもあるのが
おしらせ。
いいおしらせと
ふつうのおしらせと
いいおしらせが
いつもあるよ。
おにいちゃん!
おしらせがあるよーっ!
にじこからおしらせ。
どっすーん!
ぎゅっ。
ぎゅうー!
じゃ
きいてね。
おしらせの
いちばんめ!
いいおしらせ。
あめあめ
あめの
あめが
なんと、ふってきた。
おひるすぎからかなー。
まどをみて!
だいぶ
みどりもおはなも
おままごとのおさらにしたこいしも
みんなのくつあとも
ぬれているでしょう?
にじこ
おにいちゃんに
かさをとどけてあげられるよ。
……げんかんまでなら。
それにね
にじこ
タオルもとどけてあげられる。
ぬれたらよんでね。
──という
いいおしらせでした。
おしらせの
その
にー!
にばんめ!
また
いいおしらせ。
くんくん──
ほら。
ミルクのにおい!
おかしのにおい!
おかわりの
おさらのにおい!
しない?
する?
おねえちゃんがねえ
おやつだってよんでたよ。
あったかーい
おのみものがあるし
おつきみのためにつくりすぎた
おだんごもまだのこってるよ!
うれしいねえ。
──というおしらせでした。
さんばんめ!
きのうもきょうも
さむいさむい
さむーい
ぎゅっ。
さむいから
はるかちゃんが
あったかいものをつくるって!
おにいちゃんのすきなものをつくるって!
おなべとかに
おにいちゃんのすきなものをいれるって!
よかったね。
よんばんめ!
にじこもおおきくなったら
おねえちゃんみたいに
あったかくて
おいしくて
おにいちゃんがうれしいおりょうりをするの。
あめのひは
にじこのおりょうりがでてきて
あったまるの。
いいでしょう。
ご!
おにいちゃんは
にじことてをつないで
おやつをたべたりするでしょう!