青空

『あるけはしれあるけ』
ろうかをはしって
おへやをはしって
テーブルくぐって
まどあける。
みんなー
はれてるよ!
そらはおそとにでる。
ぐるぐるまわってはしって
そのうちたぶん
どあをみつけるよ。
おうちのどあなら
おかえりなの。
ただいま!
しらないどあがあったら
のぞいてみろ!
そらはまっすぐか
あっちこっちみて
くねくねすすむこども。
でもねー
おとしものをしても
はしるからね
たくさん
どっかにおいてきちゃう。
おおきいくつ
あしにないない
なくなってる。
ぬげたくつした、おにわでどろんこ。
そらはなぜ
まえだけあるく?
うしろをしらないの?
なぜなぜ
そら!
それはねー
うしろをみたら
おばけがいるし
ばけばけばーっていう。
おにがいて
おにおにーっていう。
ヒカルがいたら
そらをみつけて
わーっておどかす。
あれは
おいかけようとしてくるときのヒカル!
だからそらは
おばけや
おにや
ヒカルや
くつしたから
にげろーっておそわってるから
うしろをみない。
そらをつかまえる
まえにおいで!
どーん
どっこーん
そらのいしあたまより
じょうぶなら
よくはしるこどもをつかまえられるかも。
ほんとうは
おばけとおにとヒカルがまえにいたら
よけて
まわりみちをするの。
そうするとヒカルはよろこぶ。
でもね、そらはだいたい
おうちのげんかんのどあをみたら
はしっていく。
おにいちゃんがいるおうちは
そらのおうち!
いしあたまのあたまのなかが
ほかになーんにも
なくなるもん。
だからじゃまする
ヒカルにぶつかっていく。
そうするとヒカルはよろこぶ。
はなしてー!
げんかんにいきたいのー!
どあをあけたいのー!
そらのまえにあるものは
いつも
いっぱいでおおきいでおやまがあるの。
ほかになんにもみえないの。
ばいばい、くつした。
またねー、ゆうひのあかいおひさま。
そらのまえにまた
なにかぶつかっていけるもの
みつけるよ。
だいはっけん!
だよ。