『くもりの日』
やさしい風が吹いています。
今までの強烈な
晴れ、雨、すごい風などは
忘れてしまえるような
薄く雲のかかるお天気。
お休みの間は小さい子のお手伝いも盛りだくさんで
ほうきでお掃除するのも変わらぬ日課。
お掃除が終わるとすごい駆け足でどこかへ飛び出していくから
よくあたりに放り出されているのを見るのがほうき。
小雨が気がついて触れる頃にはいつも
日差しを浴びた後で、かんかんに暑くなっています。
触れるまでに
勇気を振り絞る必要があるほど。
小雨は前からぼんやり考えていたんだけど
夏休みの間、
大変なこともいっぱいあるだろうから
少し鍛えられて
勇気を出したりするのが
せめて秋の過ごしやすいお天気ですっかり元に戻ってしまうまで
いつもより一歩くらいワイルドでたくましい小雨があらわれるとしたら
それはいいな……と
期待をしてしまったんです。
特に何も変わらず
昨日までずっと太陽の下で
怖がって震えて
勇気を出すのがちっとも得意にならないままでしたね。
でも今日みたいな日は
お庭で点々と
あっちをむいたりこっちをむいたりしているほうきやちりとりを
拾うのもおびえなくてすんで
よかったです。
本当によかった。
小雨にもなんとかなるくらいのお天気がいいですね。
八月もそろそろ真ん中あたり。
これからもしばらく長い間、暑い日が続くのはわかっていても
ちらりと秋の気配が顔をのぞかせると
やっぱり安心できます。
まだまだたっぷり時間があるような
でも、これからはあっという間に過ぎてしまうような予感もする
夏休みの後半戦。
小雨はあまり怖がらないで過ごすことができるのでしょうか？
夏休みの初めに計画した一日の予定はお手伝いの合間にいくつも自由時間。
予定の通りに
今はどうなるのか何も分からないお休みの日が
まだまだ小雨のおうちにやってきます。
