青空

『おかいものびより』
おでかけしたよ。
きょうは、そら
おるすばんじゃないの。
みんなが
おやすみだからね。
おやすみのひは
おかいものだからね。
おにいちゃんは
おかいもの
しってる?
あのね。
てをつないでいく
あれ。
にこにこにっこりする
あれ。
あっ
よかった!
ちくわがあった!
にこーっ

あれあれ。
おおきなこえで
さわいだら
いけないよ。
おかいもの。
ひとまえだからね。
くるまにきをつけましょう。
こわいからね。
うれしくても
とびはねたらだめよ。
でも、そらちゃんは
どうしても
とびはねちゃうから
おかいもので
とびはねるの
さんかいまでね!
ぴょん
ぴょん
ぴょん
さんかい。
それだけ。
あとは
がまんする。
それが
おかいもの。
そら
やくそくまもる
いいこ。
あとはねー
いちばん
だいじなのは
てをつないで
はなさないの。
いつもいっしょにいて
てをずっと
ずーっと
あらしがきても
はなさない。
くださいな、と
いうときも
こぜにをちゃらんと
ならすときも
てをはなさない。
ただいまのときまで
そらのては
おねえちゃんのもの。
だって
それが
おかいものだからね。
おにいちゃんも
おぼえた?
おかいものの
やりかた。
おぼえた?
おぼえない?
おぼえた!
やったー!
おにいちゃんのては
だれのもの?
ただいま
いうまで
つなぐては。
みはる?
つらら?
こさめ?
みんなみんな
てをはなさない
おかいもの。
おやすみのひは
そらのてをもって
おかいものにいこう、
いつもいこう、
なにがあってもいこう、
てをつなぎにいこう。
たのしいからね。
また
いこう!