吹雪

『レディ』
3月が半ばを過ぎると
季節は春に近づき
春が近いと
私たち家族の学校は春休みになります。
春休みはとても良いもののようです。
気候は過ごしやすく
宿題もなく
開く花は増え、おでかけのチャンスも多くなる。
それに、春休みの期間を終えたら
学校から新しい教科書が贈られ
一年を過ごした結果を形にして見せてくれるかのように
私たちは次の学年に進む。
長いようで短い春休みが終わった後のことです。
準備は進んでいますか?
楽しい春休みを過ごすための準備。
そして新たな学問の扉を開く胸の高鳴りが
どうも抑えきれなくなりそうでも
取り乱さないようにする心構えの準備です。
春になると景色も変わるそうで
低温の空気が関係する澄んだ青い空や
不透明な氷や悪天候から連想する白さ、
光量が控えめなモノクロの印象があった
華やかな色に例えることが少ない冬が
多くの動植物の生育に必要な厳しい寒さをもたらす役目を終えて眠りにつくと
おののきながら花は開きはじめて
春は桃色や桜色、それに黄色などに染まり
とてもかわいらしい季節で
心が弾むのだそうです。
色で例えるならそのように見えるらしいですが
数字で言うなら奇数と偶数のどちらが春をあらわすのだろうと考えています。
あまり長くはないお休みの日々。
春休みは他の季節と比べると比較的自由に使える時間が多い気がするという。
この休日を利用して
たとえば未解決となっている数学上の難問に挑む自由も
私に与えられた形になりますね。
新しい挑戦をしてみたい感情を制限する壁は
これから私たちが迎える春休みには少ないと予想できそうだというのが
私がこれまで集めた情報から導き出した現時点での回答です。
来年はフィールズ賞の年ですね。
この春休みに起こる出来事が私たち家族を
次回はリオデジャネイロで開催が予定されている国際数学者会議に向かう途上に
導いてくれる可能性もまったくないとは言い切れません。
そうなってもおかしくないはずの季節が
もうすぐ訪れるのだと
私は理解しています。