虹子

『なかよし』
しってる?
なぜなぜどうして
にじこはいつも
おにいちゃんがすきで
だいすきで
ちょろちょろうしろをおいかけてあるいて
てをひっぱったり
おしりをつっついたり
かがんでもらったり
ちゅっ! ってしたりするのか
そのわけは
おにいちゃんとにじこはなかよし!
だからだったのでした。
なんと
そうだったのか!
いわれてみれば
そんなきは
まえからしてた!
これからしばらくおやすみがあって
おうちにはかぞくがいつもいっしょなの。
みんな、なかよくね。
おもちゃをとりあい
おやつをとりあい
あと、とくにいみもなく
ひまがあったらひっぱりっこするとか
そんなことで
けんかしたらいけませんよ。
やさしいこころ
あいするこころ
みんなをすきなこと
わすれないでね。
いつもいっしょにいて
てをつないでいたくてしかたがないきもち
いつまでもかわらないんだよ。
おとなになっても
ようじでおでかけで、あえないときでも
ずっとかわらないよ。
まあ
でも!
にじこちゃんはおにいちゃんのことがすきで
とってもなかよしさんだから
すてきなおにいちゃんのいもうとで
すなおでいいこ。
なーんにもしんぱいはいらないか!
なかよし
だってことが
ぜんぶばれてる!
そしたらもう
はずかしがっていたら
そんだな。
かくしきれないってわかっちゃったな。
だから
にじこは
おにいちゃんをおいかけて
つんつんしています。
こんなになかよしになったの
おにいちゃんといもうと!
だからだよ。
おなじママと
おなじおねえちゃんと
おなじいもうと、
かわいいいもうと。
みんなといっしょだから
なかよくなっちゃった。
ばればれだよ。
すぐわかるの。
にじこがすぐ
おにいちゃんのまわりをまわりだして
うれしくなってとびはねる
みんながよくにているきょうだいから。
ちがうところは
にじこがいもうとだというところくらいかな。
でも、にじこはすききらいなくたべるよいこ。
すくすくよくそだち
すぐおにいちゃんをおいこして
おねえちゃんになってしまうだから
そうなったら、おにいちゃんは
おとうとね!
だから
だいたいおなじでいいのかな。
おにいちゃんと
にじこおねえちゃんは
いつもなかよしです。
つんつんしていいよ!
おいぬかれないように
おにいちゃんもよくたべて
よくねましょうね。
おやすみのひ
おおきなおさらに
ぶたにくとやさいいため。
ひとつのおさらは
かぞくのおさら。
みんながおおきくなるおさら。
おひるごはんのあと
いえじゅうそろって
おにいちゃんも
おうちではおひるねするでしょう?
にじこのとなりでねむるのね。
おふとんかしてあげるね!
にじこのもうふは
よくねむれるもうふで
かわいいももいろ。
にじこがおおきくなるまで
とってもあたたかく、まもってくれるのよ。
ふたりでつかうの
ちいさいかもね?
つめてはいってね。