青空

『がち』
あめが
ふるよ。
きりが
もくもく
くもなの?
おりてきたら
だんだん
くらい
よるになる。
つきがでる!
でてない?
あめのひ、
きりのひ、
おつきさま
おほしさま。
ふゆだよ。
おそと
さむーい
おへや
くらーい
そらが
はねる
ふゆのよるは
つき!
ほし!
ゆき!
が、あるって
おはなしするよ。
ゆきゆき
しってる!
しろーいの。
あまーいの。
いつふる?
くりすますがきたら
ふるよ!
ふらないよ!
どっち?
つらら、
ただでさえ
さむいのに、
そんなのふったら
たまらなーい!
だって。
なきそう!
たまらなーい!
げんきだして。
よいこは
ないちゃだめよ、
わらって!
つらら。
くうきがきれいに
すんだよるは
とってもぴかぴか
ほしがみてるよ。
わらわれちゃうよ。
ないちゃうつらら
こちょこちょしちゃう!
くりすますには
ふるかもしれないねー、
ゆき。
おそらから
そらちゃーん
そらちゃーん
かわいいね、
げんきだね、
ごはんおいしい?
って
ふってくる?
くりすますまえの
ほたるおねえちゃんのしさくひん
えびいりごはん
おいしい?
って。
おはなしした!
おうちのゆきは
もう、いえにいる!
ふってくるのは
しろいゆき。
きらきらが
さらさらしてる
ふゆのゆき。
ふるよ、
つもるよ、
やまも
みちも
しろくなって
すべる!
つるんつるん
すべって
そらが
ころがる。
あっちでも
こっちでも
まりーが!
ゆうなが!
いそいで
みをまもれ!
てぶくろ
まふらー
けいとのぼうし
かんこーひーで
ふゆをのりきるの。
そら、
こーひー
のまないよ。
にがいよ。
だから
みるく!
すぐ
つくって!
いつも
つくって!
おねがいね。
ほたる!
みるく!
はるか!
みるく!
くりすますに
ゆきがふったら
みるく
ちょうだい。
そらちゃんの
くりすます
りくえすとは
みるくなんだね!
ほたるがうれしそうなの。
ぜったい
おいしいみるく
あげるね!
くりすますだもんね。
ゆきがふったら
みんなでまるくなって
みるくのんで
あったまろうね。
かぜをひかないで
いいこにしていたら
さんたさんと
となかいさんが
ゆきのまちをわたるよ。
そらちゃんのところにも
もしかして!
くつしたつるしておいたら
なにかおくりもの
くれるかもしれないよ。
さんたと
となかい
そらをとんで
よいこのいるおうちに
やってくるよ!
さんた
なにもの?
となかい
おおきい?
そら、
となかい
おいかけて
あそぶの!
おもいっきりはしる!
つかまえるの!
えーい、
となかい
あそんでね。
でもね、
となかい
くりすますは
よいこにぷれぜんとを
とどけるから
あんまりゆっくり
していられないの。
きてくれたら
ありがとうっていってあげてね。
またらいねんまで
よいこにするねって
ことしのくりすます、
となかいさんにあったら
いえるかな?
そのとき
そらちゃんはもう
ねむっているかな?
すききらいなく
いっぱいたべて
よいこにしようね!
そら
よいこ!
おにいちゃんも
たくさんたべる
よいこ!
ちからがつく。
さむいふゆを
のりきるの。
きょうのごはんは
ちゃーはん。
りっかがね、
いためるめし
だから
いためし!
ちゃお!
だって。
ほたるが
ちゃーはんと
ぎょうざにいれるもの
なにかりくえすと
ありますかって
きいてたの。
いためし!
それはいいね!
だから
いためしいり
ちゃーはんと
いためしいり
ぎょうざの
ばんごはん。
おにいちゃんも
よいこで
のこさずたべた?
おいしかった?
そら、
だいすき
いためし!
ちゃーはんには
えび!
ぷりっぷり!
とまと!
ふれっしゅ
はじける!
ぎょうざには
ちーず!
いがいと
あうね!
えび!
ぷりっぷり!
とまと!
かい!
ほたて!
ぷりぷり
はじける!
それに
みるくが
はいってたの!
みるく、
でざーと

じぇらーとに!
すぷーんで
こぼさず
たべた
みるくあじ
ちゃーはんは
あつあつ
いためし、
あったかいな。
ほたるは
くりすますには
おしゃれな
いためし
いいかも!
っていってた。
おしゃれな
ちゃーはんは
おにいちゃんと
おいしいねーって
いっしょにたべたあじ
そら、
またこんど
くりすますにも
ちゃーはんたべるの!
ゆきがふったら
えびたべよ!
ちゃーはんたべよ、
とまとのこしちゃだめよ!
さむくても
あったまるちゃーはんがあるから
さむくても
ふゆは、ないちゃだめよ。
だって
いますぐほんとにとなかいがくるように
ゆきがふって
おしゃれなおりょう
たべたら
くりすます。
くつした
つるしておいたら
もう、ゆきのふるひは
となかいがはこんだ
おくりもの
はいってる?