青空

『おとどけもの』
たのまれたら
どこにでも
はしるよ。
どこにでも
もっていく
そらちゃんゆうびん
おすすめのおみせ！
まいど！
あさからすぐ
おうちのなかを
おしごとちゅう。
ひゃー、
おおしごとだ。
たいへん！
そらをよんでいるよ。
いますぐいかなくちゃ。
はーい、
しんぶん
もってきたよ！
あたらしい
あさいちばんを
おしらせするよ、
みるくと
しんぶん。
みるくと
おてんきよほう。
みるくと
おちゃ
と
こーひー
と
おはよう
と
しんぶん。
いちにちは
そらのおとどけもので
はじまる。
さわやかな
あさだな。
みはるのてれびがうつるから。
たまごのおさらが
ならぶから。
おしょうゆとって！
まっててね。
しんぶんのあとでね。
はい、
つらら！
あさのしんぶんは
つらら。
か、
ゆうな。
ぷりきゅあは
なんじから？
はーい、
しんぶんだよ。
なんでもみーんな
しりたいこと
のっている
しんぶんだよ。
きのうは
なにがあった？
ことしさいこうのきおん？
あいすのうれゆきが
しんきろく。
あいすすけーとが
しんきろく。
どうだった？
きのう。
で、
どうなる？
きょう。
ぜんぶのこらず
おしえてね、
おねがい、
ちらし。
はい！
おにいちゃんと
ひかるにおとどけ、
きょうのだいじなおしらせは
ちらし！
つららが
ちらしは
おにいちゃんにとどけてきなさい、だって。
でんごんも
おとどけ。
かれーか
おなべがたべたいから
よろしく、
だって。
ちいさいそらが
おやくにたつよ。
なんでもおとどけに
いえじゅう
はしりまわる。
ころんでも
まっててー
すぐはしる
そらのおしごと。
いそげ！
あさからずっと
おうちをかけぬけて
おひるねのじかんになったらおやすみ、
そのまえに
よんでいるこえがするよ、
すぐいくよ！
そらちゃんはどこかしら？
おとどけものやさんの
そらちゃーん、
おしごと
おねがいね。
まいど！
もってくるよ、
ゆうびんうけに
はいっている
おとどけものは
なんだ？
おともだちの
おてがみだったら
たぶんもうすぐ
くりすますかいの
しょうたいじょうだって
とどくやくそく。
いつでもこい！
いますぐ
そらが
とどけまーす。
はしってばかりいる
こどもだよ。
おてつだいしたいこ、
そらが
きょうもおうちを
つっぱしる。
つっぱしって
ころんで
ころがる。
いつも！
はいどうぞ、
おにいちゃんに
はがきの
おてがみ
いちまい。
つららにみてもらったらね、
おにいちゃんあてだから
とどけてあげなさい、
おしえてくれた！
はがきをみて
おおごえでさけんでとびあがって
おしえてくれた！
はっ、
はたしじょうー！？
って。
このはがきは
はたしじょう！
はい、
おにいちゃんに
はたしじょう
おわたし
でーす！
そら、
おやくにたつ？
おにいちゃんのちっちゃないもうと
そらちゃん、
いつでもよばれたら
とんでいって
おにいちゃんをいちにち
おてつだい。
そしたら
おにいちゃんにいちばんかわいい
おしまいのおとどけもの
そらをおひざに
ぴょっこり。
おやつのあとで
おにいちゃんに
もっていってもらっちゃうの。