2015-09-01から1ヶ月間の記事一覧

あさひ

『びゅびゅー!』 なんな? なんなんな? ふわっ むーむむむ…… ぶっみゅー! ふむっむー! まーま あちゃっちゃあ なんなん、ばっびゅー あーんば あーあー まるまるまー! (ゆき、ねむそうだな? はるか、いねむりだな? きょうはねていていいひなのか…… …

綿雪

『甘いきらめき』 雲がかげって また日が差して。 きのうと比べたらそんなにいい陽気ではなかったかもしれないけど ユキにはぴったりの快適なひざし。 暑くもなく寒すぎもせず 強い風もまぶしすぎる光も怖くはない。 お庭の風景は入れ替わりはじめて 昨日ま…

吹雪

『ハートマーク』 気温が高く、直射日光がよく当たる位置では夏のような暑さでした。 日陰にいても吹き込んでくる蒸し暑い風。 九月なのだからこのくらいの残暑の気温でちょうどよいという話をしました。 たちまち夏が終わってしまったのではあわただしい。 …

立夏

『ささやかなお祭り』 いっぱい楽しもう! リカはまだぴちぴちしていて若いので 秋のお月見に似合いそうな浴衣も短めでけっこうです。 かわいくて 元気に見えるようにネ。 おとなっぽいオニーチャンにもきらきらパワーを分けてあげられる じゅうさんさいにな…

海晴

『エンジェル』 土日は張り切って あーちゃんのおもり! 遊んであげて かまってあげて もちろんちゃんと、こまごまお世話もして。 泣き出してしまっても まだ自分の気持ちを言葉にできない小さい子。 あれ? そうするとヒカルちゃんや氷柱ちゃんはまだ…… と…

ヒカル

『プライベート』 ひとりひとりの持ち物は それぞれが管理するのが理想的。 わかっていても、20人もいると話は違う。 というか考えてみたら 氷柱や麗がぷりぷり怒って それはだめ! けじめをつけないとだめ! だめったらだめ! どこまでがだめなのかはっき…

観月

『はだし』 お休みの間はぎりぎりまで晴れを保っていたお天気も そろそろ変わり目の時。 雲は厚く しとしと降り敷く雨は冷たく 霧に包まれた白い景色は、ぐっと寒さを増してしまう。 立夏姉じゃが部屋にあった服を適当に着こんで センスが微妙だったりするの…

『やさしい歌』 連休もおしまい。 思い思いの楽しい日を過ごしていたちびっこみんなは この短い期間でいろいろな経験をして ずいぶんたくましく 背も少し高く むくむくもりもり 空よりも高く 成長は誰も止めることはできないほど育っていったと そんなように…

吹雪

『ブックスペース』 星花姉の探索はまだ途中らしいので 今日はそれとは関係ない話をします。 数日前から暇を見つけてヒカル姉が作ってくれていた本棚が完成しました。 ヒカル姉はネジが苦手とのことで、はめこみ式。 組み合わせるときにうまく形が合わない箇…

星花

『迷い道』 もしも帰るまでにおなかが鳴り出す そんなときのためにキャンディを一人が一つポケットに用意して 旅立ったいつもの道。 昨日はお手伝いがあって別行動だった夕凪ちゃんと 氷柱お姉ちゃんが一緒について来てくれて探す本日の目標は 見慣れた町に…

綿雪

『はじまるおはなし』 今日みたいに、よく晴れた日のお楽しみは いつもよりほんのちょっとだけ遠くへ足を伸ばすお散歩。 なのですって。 見たことのない景色を探しに。 それとも 子供の頃に迷い込んだ、懐かしい景色を探しに。 いつもの道を通り過ぎて、次の…

さくら

『むしっくい』 3じのおやつは りんごのおやつ。 かわむいて 小さくきってたべるの。 まっかなりんごが みるみる、かわいくかわる。 あかいかわが するするするーっ。 ほたおねえちゃんの手で ほどけていくよ。 もうすぐだからまっててねー。 あぶないから…

真璃

『ミュージカルハウス』 カレンダーに並んだ赤丸の囲み。 祝日! 祝日! その次もまたその次の日も妥協することのない姿勢で だいぶ長いお休み。 こんなにいつまでも続くようでは だらだらしていたら、うっかり溶けてしまうほどの長期間。 根を張ったみたい…

あさひ

『ふむんっ』 ふむう! ふん むんむんっ あーたん、むーばおわば あっば? んば! ふえー! ふえー! んもももも…… ふっばー! にゃーにゃ、じゅわっば! うじゅー、あーば! んな? んー んねーんぶうななな、んにゃぬばー! (あきのうんどうかいのきせつ…

『探し物』 ないなあ…… どこにもない。 あんなものを持ち出して、どこで誰が使う必要があるんだろう。 ただのアルミホイル。 キッチンのいつもの棚から旅をして いっさい何も他の場所で使い道はない気がするわ。 なんだか前に吹雪ちゃんが何かの実験で使うっ…

小雨

『小さい秋』 どこか物悲しいメロディーも ちっちゃな子が歌えば見ているだけで楽しい。 今日は教えてあげていたユキちゃんと、すぐに覚えた虹子ちゃん。 見つけた秋はどんなものだったのだろう? 小雨がぼんやり見逃してしまいそうになりながら あまり自慢…

夕凪

『こびとたち』 あっ! お口を閉じて、目を閉じて そっと耳に手を当ててみて。 ほらほら、すぐに 働き者の歌が聞こえるよ。 むかしどこかで聞いたことのある歌。 なんだか懐かしいメロディー。 あれはいつだったか見つけた 靴を直しているこびとたちの合唱だ…

『堕落の夜』 休日は儚く終わるもの。 膨らみ、浮かび上がる泡にも、わずかな寿命しかない道理。 形あるものは無常の定めを背負い 岩塊も雨だれに穿たれて形を変える。 揺るぎなく強固に見えても、永遠ではないと知るのが すべて私たちの命が歩む道なのだか…

虹子

『もったいない』 はれたおてんきは ぴっかぴかのぴか。 おせんたくして、からりふんわりかわかすの。 おふとんほさなきゃ もったいないよ。 あーもったいない。 せっかくのはれたひなのに おうちのなかでおべんきょうなんてしてるひまはない とおもうの。 …

ヒカル

『9月を歩くと』 久しぶりに、だいぶ容赦なく日光が照りつけて 気温が上がった一日。 いつ以来になる? 帽子なしでは過ごせなかった夏のような日差し。 学校から帰ったら、妹たちの見慣れた麦藁帽子姿。 いつもの景色がなぜか久しぶり。 夏がいったん眠った…

青空

『ぱんやさん』 むむむ…… あっち? こっち? あんぱんか じゃむぱんか やきたて! ぱんやさん。 ほたといくよー。 ぱんのおみせだから ぱんやさん。 ぱんならなんでもあるよ。 ひゃくしゅるい。 たべてもたべてもへらない。 まだまだ ほっかほか、ゆげがでて…

氷柱

『細かいことは』 いいの。 うるさく言わない。 無事に全員 ちゃんと遅くなるわけでもなく帰ってきたんだから 何も悪いことなんてない。 夕方になっても雨は強くて 授業が終わったら一人で早く帰ってきたの。 うちのクラスにも子供っぽい子がいるから放って…

立夏

『大きな声で言えないこと』 たとえばもしも、あの昔の原始時代にリッカが生まれていたとしたら 洞窟のおうちで待っていられなくてマンモスを狩りに オニーチャンについて行っちゃうのが普通だと思うし 木の実を取りに探してもいつのまにか遊んでいるほうに…

春風

『お迎え』 一家に一台。 あれば使いどころは次々と現れる。 電話はとても便利なアイテム。 使いこなせばきちんと役に立ちます。 お休みの間、会えない学校の友達と話もできるし 学校がはじまれば、いざという時、急に明日の連絡を回すときも必要。 それに、…

『自宅待機』 ヒカル姉さまがどこか遠くに気を取られているような顔でいた昨日。 朝、私が出かける前に気づいたときもそうだったし 帰ってきても変わらない様子で肩を丸めて小さくなって縁側に座っていたっけ。 外出していたみんながそろいはじめた頃からよ…

ヒカル

『おるす』 二学期最初の休日の予定は 留守番。 一人ではないんだけど。 世話をするチビたちもいるし。 用事があって出かけるみんなが声をかけていく。 わりとすぐ帰ってくる子もいる。 おなかをすかしてきたら何か準備をしてもいい。 冷蔵庫にあるものをレ…

さくら

『おでかけまえ』 お兄ちゃんは、おしゃれが好き? さくらのおしゃれは おしゃれ小物。 おねえちゃんからもらったアクセサリーとか おにわでひろったはっぱとか おかしのきれいなつつみとか。 おもちゃばこからひろいだしては きれい! おやつのあとのべたべ…

立夏

『傘を差して』 お休みの間でもよく会って おうちを知らないお友達の目撃談やら 夏のジューシーなおやつの一押しやら きびしい宿題の進行状況やら お出かけ先の候補を探す 町で見かけたあらゆる変化の噂話やら あれもこれも話しても 日が傾いて涼しい風を感…

『スタディケース』 夏休みが終わって最初の試練は まずはお休みの間の学習がしっかり身に着いたかどうかを見る小テスト。 昨日、今日と二日続けて 各教科それぞれで要点をまとめた出題を前にして 机に向かう少年少女たち。 背中を丸めないで。 頭を抱えて悩…

観月

『はじまり』 汗っかきの背中を解放しようと ふだんより高く髪を結んでもらった月は 音も立てずに通り過ぎて のそっと身を起こした新しい季節が われらのまわりに手形を残して次第にその身を誇示する 星辰を見て時を刻むものたちの、今日は誰にとっても特別…